漢方薬はいつ飲んだらいいですか?
食事の前30分、または食事と食事の間(食間)の空腹時の内服が一般的です。
しかし仕事の都合で食前の内服ができない時や、内服でお腹の具合が悪くなる場合は、食後の内服でもかまいません。
便秘に対応する漢方薬(下剤)は空腹時がより効果を発揮します。またのどが痛いときに飲む「桔梗湯」は1日分を作り置きし、ペットボトルなどに入れて頻回に飲むと、こちらも高い効果が見込めます。
漢方薬はどのように飲んだらいいですか?
顆粒のまま水で飲んでもかまいませんが、「◯◯湯」という名前のついた漢方薬は、もともとは煎じ薬ですので、お湯に溶かして飲んだほうがより効果を発揮しやすくなります。とくに冷えのある方は漢方薬エキスを湯のみ茶碗に入れ、熱いお湯に溶かしてゆっくり飲むと良いでしょう。
また「〇〇散」とある漢方薬は、香りを薬効とすることが多く、嗅覚を通じて効果を発揮する場合があります。どうしても香りが苦手な方はオブラートに包んで飲んでも問題はありませんが、薬があっていないケースがありますので医師、薬剤師に相談してください。
漢方薬を他の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
問題ありませんが、できれば30分~60分ほどの時間をあけて内服してください。
なお、漢方薬に含まれる生薬によっては重複内服で危険なこともあります。他院ですでに漢方薬が処方されている方は、かならず当院の医師にもお伝えください。
鍼治療は痛くないですか?
当院では浅く刺鍼する方法で行っています。鍼は3種類用意し、M-Testはドラッグストアで購入可能な円皮鍼と、「刺さない鍼」であるソマレゾン、ソマセプトを用いるためほとんど痛みもなく、お子さんの使用も可能です。
自律神経を調整する鍼の場合、3〜4mmほど刺鍼しますので、多少の違和感は感じるかもしれません。
いずれにせよ、不安な点があれば医師に遠慮なくご質問ください。
鍼の使いまわしをしていないですか?
当院で使用する鍼はすべて国産の新品を使用します。またディスポーザブル(使い捨て)のため、ほかの方が使用したものを別の方に使用することは一切ありませんのでご安心ください。