大腸ポリープ切除

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日帰り大腸ポリープ切除(コールドポリペクトミー)

大腸ポリープは大腸がんの原因であり、基本的に切除する方針が取られています。
大腸にできる「いぼ」のような隆起性の病変を、大腸ポリープといいます。大きさは1mm程度の小さいものから数cmまでとさまざまですが、この大腸ポリープこそが大腸がんの原因であり、基本的に切除することが望ましいとされています。
ただ、ポリープの種類には良性のものと、悪性のものに分けられます。また隆起状のものだけではなく、陥没したもの、深いところまで入り込んでいるものなどがあり、ポリープの形状などをしっかりと見極める技術が必要です。

患者様の体の負担を軽減し、また検査・手術の時間の短縮、医療費を抑えるためにも、患者様の同意が得られた場合、多くの医療機関では大腸内視鏡検査と同時に大腸ポリープの切除を行います。

切除の流れ

  • 01

    悪性度の確認

    拡大内視鏡を使用し、悪性度が高いものではないと確認できるまで詳細に観察。

  • 02

    切除

    悪性度が低いと確認できたら切除を実施。

  • 03

    止血

    切除後の粘膜を冷水で洗浄しながら、3〜4分間、止血を確認。

切除の注意点

1つのポリープを切除するのに要する時間は、7〜10分ほど。
そのため1回の大腸内視鏡検査で切除できるポリープの数は、最大3個までが目安となります。
基部が広く、出血リスクが高いものは入院前提で切除することもあります。
すでにがんを疑うような浸潤が考えられるポリープは内視鏡下での切除は危険なため、病変の近くにクリップでマーキングし消化器外科の先生に腹腔鏡による手術をお願いする場合もあります。
また合併症のある方、心疾患のある方、切除後に不安のある方は当院で切除後に入院施設をご紹介しますので、遠慮なくご相談ください。